豊臣兄弟!

NHK大河ドラマ第65作。尾張中村の貧農に生まれた木下小一郎(後の豊臣秀長)が、兄・藤吉郎(後の秀吉)とともに織田信長に仕え、天下統一を支えていく物語。実際のロケ撮影はスタジオと東日本エリアが中心で、滋賀県・奈良県は撮影地には含まれない。物語が描いた歴史的な出来事が実際に起きた「ゆかりの地」と、長浜市・大和郡山市の大河ドラマ館を紹介する。

『豊臣兄弟!』聖地巡礼ガイド

「豊臣兄弟!」は2026年放送のNHK大河ドラマ第65作で、豊臣秀吉の弟・秀長を主人公に描く。実際のロケ撮影はスタジオと山形・岩手・栃木・茨城・福井などの東日本エリアが中心で、滋賀県・奈良県は撮影地としては含まれない。このページでは、物語が描いた歴史的な出来事が実際に起きた「ゆかりの地」(史跡)と、長浜市・大和郡山市に開設された大河ドラマ館を、滋賀・奈良で18か所紹介する。北近江の浅井氏の興亡、大津・坂本の明智光秀、大和郡山を治めた秀長本人の物語と、3つのエリアに分かれて広がっている。

北近江エリア(長浜・小谷 — ドラマ館・浅井氏ゆかりの地)

長浜市には大河ドラマ館「豊臣兄弟!北近江長浜 大河ドラマ館」を中核に、義と絆館・賤ヶ岳戦国ステーションの計3館が「北近江豊臣博覧会」として開館する(いずれも会期は2026年12月20日まで)。浅井氏3代の居城・小谷城跡や祈願寺の小谷寺、姉川の戦いの舞台となった姉川古戦場、信長が本陣を置いた虎御前山、浅井家菩提寺の徳勝寺、秀吉が初めて城主となった長浜城跡・豊公園、金ヶ崎撤退戦の逸話が残る信長の隠れ岩(高島市)、築城の名手・藤堂高虎の生誕地(甲良町)まで、いずれも実際の合戦・統治が行われた「ゆかりの地」として点在する。

大津・湖西エリア(坂本 — 明智光秀の城下町)

比叡山延暦寺の門前町として発展した大津市坂本は、明智光秀が坂本城を築いて統治した城下町として知られる。坂本城の遺構はほとんど残っていないが、琵琶湖岸の坂本城址公園には光秀の像が立ち、日吉大社の参道沿いには穴太衆積みの石垣が連なる町並みが今も残る。実際のロケ撮影地ではなく、光秀の統治が実際に行われた土地としての「ゆかりの地」であり、比叡山観光と合わせて訪れやすい。

大和郡山・奈良エリア(秀長ゆかりの地・大河ドラマ館)

主人公・豊臣秀長が大和・紀伊・和泉100万石の太守として統治した大和郡山には、居城だった大和郡山城跡、秀長の誕生日から没日まで開館する「豊臣兄弟!大和郡山 大河ドラマ館」(会期2026年3月2日〜2027年1月22日)、秀長の墓所・大納言塚、菩提寺の春岳院が集まる。少し足を延ばせば、松永久秀が最期を迎えた信貴山朝護孫子寺・信貴山城跡と、久秀の墓がある達磨寺(王寺町)も訪れられる。いずれも秀長・久秀という人物の生涯が実際に刻まれた「ゆかりの地」である。

アクセス

北近江エリアはJR「長浜駅」「河毛駅」「余呉駅」が起点で、小谷城跡・虎御前山などの山城への登山と、姉川古戦場・藤堂高虎生誕地への車移動が前提になる。大津・湖西エリアは京阪石山坂本線「坂本比叡山口駅」から徒歩で回れる。大和郡山・奈良エリアは近鉄「近鉄郡山駅」を起点に市内は徒歩、信貴山・達磨寺は車での訪問が現実的。

ベストシーズン

大和郡山城跡・豊公園は桜の季節が特に美しく、小谷城跡・虎御前山などの山城は新緑・紅葉の季節に登山しやすい。大河ドラマ館4館はいずれも会期限定(長浜3館は2026年12月20日、大和郡山は2027年1月22日)のため、会期内の訪問が必須。

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