秀長の菩提寺、奈良県公式「秀長ゆかりの地」掲載
大和郡山市にある豊臣秀長の菩提寺。秀長の位牌・遺品を伝える寺院として、奈良県公式「秀長ゆかりの地」に掲載される実在のゆかりの地。
近鉄郡山駅から歩いて10分、大和郡山城下に広がる寺町の一角に春岳院がある。豊臣秀長の菩提寺として位置づけられ、境内には秀長の位牌や遺品にまつわる伝承が今も伝わる。城主だった秀長の死を、城下の寺がそのまま引き継いで弔ってきたという時間の長さが、この寺の値打ちだ。実際のロケ撮影の記録はなく、大河ドラマ『豊臣兄弟!』が特定の話数でこの寺を描いたわけではない。それでも奈良県公式サイトの「秀長ゆかりの地」に掲載されているのは、秀長の菩提が実際にこの地で弔われ続けているからだ。大和郡山城跡・大納言塚と歩いて回れる距離にあり、秀長という人物の生涯を土地としてたどるルートの終着点にあたる。ドラマ館で人物を知り、城跡で足跡をたどり、最後にこの寺で手を合わせるという順路を組むと、秀長という一人の武将の生涯が輪郭を持って見えてくる。豊臣秀長は兄・秀吉を支え続けた名補佐役として知られる人物で、大和郡山の地はまさに彼が晩年を過ごした場所でもある。大河ドラマの聖地巡礼としては珍しく、実写の撮影地ではなく「実際にゆかりのある土地」を訪ねる形になる点が、この寺を訪れる意味を深くしている。現役の寺院で法要も行われているため、見学は静かに、本堂への無断の立ち入りは避けたい。境内に立つと、大河ドラマの中で描かれる派手な合戦とは対照的な、静かな時間の積み重ねを感じられる。行き方は近鉄「近鉄郡山駅」から徒歩約10分。大和郡山は豊臣秀長が晩年に治めた城下町で、大河ドラマ『豊臣兄弟!』の放送を機に、春岳院のような歴史的なゆかりの地を訪ねる聖地巡礼者が増えている。達磨寺や信貴山朝護孫子寺など、松永久秀ゆかりの地とあわせて奈良県内を一日で巡るルートを組む行き方も考えられる。
アクセス: 近鉄「近鉄郡山駅」から徒歩約10分。大和郡山城跡・大納言塚と合わせて巡れる立地。