主人公・秀長の墓所、奈良県公式「秀長ゆかりの地」掲載
大和郡山市にある豊臣秀長の墓所。「豊臣兄弟!」主人公・秀長が眠る、作品の核心に位置する実在のゆかりの地で、奈良県公式サイトの「秀長ゆかりの地」にも掲載されている。
豊臣秀長がこの地に眠ることになったのは、天正19年(1591年)1月22日、大和郡山城での病死がきっかけだった。享年52。前年から病状が悪化し、小田原征伐にも出陣できないほどだったという。秀長は九州平定の功により天正15年(1587年)、従二位権大納言に叙せられ、領国が大和国だったことから「大和大納言」と呼ばれた人物で、この塚の名もそこに由来する。五輪塔を中心にした墓所は木々に囲まれて静かに佇み、江戸時代に荒廃した時期もあったが、後に大和郡山の商人たちの手で整備と供養が続けられ、今も地域に守られている。参道の敷石は苔むしており、訪れる者に長い年月を感じさせる。大河ドラマ「豊臣兄弟!」では秀長が主人公を務め、奈良県公式サイトの「秀長ゆかりの地」にもこの塚は掲載されている。ただ実際のロケ撮影はスタジオや東日本が中心で、大納言塚そのものが撮影地というわけではない。秀長という人物が実際に葬られた土地としての重みが、この塚にはある。大和郡山城跡や大河ドラマ館、春岳院と合わせれば、秀長ゆかりの史跡を一日で巡ることもできるだろう。近鉄郡山駅からは徒歩8分ほどの住宅地の中にあり、墓所である以上、見学は静かに、五輪塔に手を触れることは控えたい。
アクセス: 近鉄「近鉄郡山駅」から徒歩約8分。大和郡山城跡・春岳院と合わせて巡れる立地。