虎御前山

第17回・信長の小谷城攻めの陣地

長浜市湖北町河毛にある丘陵で、織田信長が小谷城攻めの本陣を置いた陣地跡。「豊臣兄弟!」第17回で描かれた小谷城攻めの舞台となった、実在の史跡ゆかりの地。

標高225.5m、独立丘陵としては決して高くない虎御前山に、織田信長は小谷城攻めの本陣を築いたと伝わる。山は高くない。だが眺めは侮れない。小谷城のある小谷山とは目と鼻の先で、両者の位置関係を歩いて確かめられる貴重な史跡である。尾根に立つと、風の抜け方だけでもここが要衝だったと体感できる。 1573年、木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉)をはじめとする諸将にも陣を分担させ、南に見える浅井長政の小谷城を包囲する構えを取った。大河ドラマ『豊臣兄弟!』第17回で描かれた小谷城攻めは、この山の歴史そのものが下敷きになっている。秀吉がまだ木下藤吉郎と名乗っていた頃の物語が、この陣地から立ち上がってくる。小谷城攻めから450年余りを経て、大河ドラマが改めてこの陣地跡に光を当てたことになる。 実際の撮影はスタジオや東日本を中心に行われており、虎御前山自体はロケ地ではなく、信長軍が実際に陣を敷いた「ゆかりの地」という位置づけになる。山頂までは遊歩道が整備され、比較的手軽に登れる高さでありながら、小谷城跡の全景から琵琶湖方面までを見渡せる眺望が待っている。両軍がどの位置関係で対峙していたのかを、地形として体感できる点は歴史ファンにとって貴重だ。 JR河毛駅から徒歩約20分で登山口に着き、山頂までの往復はおよそ1時間。登山道は概ね整備されているものの、雨の日は足元が滑りやすくなるため、歩きやすい靴を選んでおきたい。陣地跡という言葉の響き以上に、実際の地形はなだらかで歩きやすい。ゆかりの地としての静けさを味わうなら、平日の午前が狙い目だ。

アクセス: JR「河毛駅」から徒歩約20分で登山口。山頂まで往復1時間程度。

登場シーン

作品

関連する聖地

近くの聖地