小谷城跡

第13・17回で描かれた浅井長政の居城・自刃の舞台

長浜市湖北町伊部の山中に残る浅井氏3代の居城跡。「豊臣兄弟!」第13回・第17回で描かれた浅井長政の統治と自刃の舞台となった、実在の史跡ゆかりの地。

1937年、小谷城跡は国の史跡に指定された。長浜市湖北町伊部、標高495mの小谷山に築かれたこの城は、戦国大名浅井氏3代・亮政・久政・長政の居城であり、日本五大山城の一つに数えられる梯郭式の山城である。主郭部は御茶屋敷曲輪・本丸・京極丸・小丸・山王丸など南北に続く曲輪群で構成され、山全体が要塞そのものだったことがうかがえる。 大河ドラマ「豊臣兄弟!」の撮影自体はスタジオや東日本のロケ地が中心だが、このページで紹介する小谷城跡は物語の実在の舞台、つまり「ゆかりの地」として位置づけられる。第13回では浅井長政が織田信長との同盟のもとで北近江を統治する舞台として描かれ、第17回では信長の攻勢を受けて長政が自刃するに至るまでの舞台として描かれた。この同盟と対立の経緯は姉川の戦いなど近江を舞台にした一連の争乱とも重なり、小谷城はその渦中にあった北近江の政治の中心地だった。台本の中で語られる出来事が、実際にはこの山の上で起きていたと知ると、遺構を見る目が変わってくる。 本丸・大広間跡など多数の遺構が今も山中に残り、本丸とその奥の中丸との間には深さ5〜10mの堀切が口を開けている。山頂の本丸跡に立てば、木々の間から琵琶湖方面の眺望が開け、かつて城下を支配した浅井氏の視界の広さを体感できる。 訪問には本格的な登山が前提で、JR河毛駅から登山口まで徒歩約30分、本丸までの往復は2時間ほどかかる。山道は整備されているが平坦ではなく、歩きやすい靴と飲料水は欠かせない。登山口の案内看板には各曲輪までの距離が記されており、体力に応じて本丸手前で折り返す選択もできる。遺構を傷めないよう、指定路を外れないことも忘れずに。

アクセス: JR「河毛駅」から徒歩約30分で登山口。本丸まで往復2時間程度の登山が前提。

登場シーン

作品

関連する聖地

近くの聖地