達磨寺

第20回で描かれた松永久秀の墓所

北葛城郡王寺町本町にある古刹。聖徳太子と達磨大師の伝説を伝える寺で、境内には戦国武将・松永久秀の墓がある。「豊臣兄弟!」第20回で描かれた久秀の最期ゆかりの地。

境内に古墳を利用したとされる塚が残る達磨寺は、北葛城郡王寺町本町にある臨済宗の寺院だ。『日本書紀』推古天皇21年(613年)条に記される、聖徳太子が飢えた旅人を弔ったという「片岡山伝説」に由来し、その旅人が達磨大師の化身だったという伝承から、現在の3号墳が達磨大師の墓とされてきた。永禄年間には松永久秀によって焼かれて衰亡したが、正親町天皇の綸旨や豊臣秀頼の支援を受けて再興している。本堂の西には、久秀の墓と伝わる石塔が残る。久秀は天正5年(1577年)10月10日、織田信長方の攻撃を受けて信貴山城で自害し、筒井氏がその遺骸をこの地に葬ったと伝えられる。大河ドラマ『豊臣兄弟!』第20回では、この久秀の統治と滅亡が描かれ、達磨寺はその最期にゆかりのある土地として位置づけられる。実際のロケ撮影はスタジオや東日本が中心のため、達磨寺は撮影地ではなく、歴史が実際に刻まれた「ゆかりの地」だ。大河ドラマの聖地巡礼では、こうした実際の撮影地ではなく歴史的な由緒地を訪ねるパターンも多く、達磨寺はその代表例といえる。松永久秀という戦国武将の最期を、実在する墓所という形でたどれる貴重な場所だ。現役の寺院として法要・墓参が行われているため、境内の見学は静かに行うこと。JR「王寺駅」から徒歩約10分、信貴山朝護孫子寺から車で約15分というアクセスも、久秀ゆかりの地を巡る行き方として押さえておきたい。大河ドラマ『豊臣兄弟!』は豊臣秀吉とその一族を描く作品で、奈良県内には達磨寺のほか、豊臣秀長ゆかりの春岳院など複数のゆかりの地が点在する。聖地巡礼として王寺・大和郡山エリアを巡る場合、達磨寺は信貴山朝護孫子寺とあわせて訪れる行き方が一般的で、松永久秀の生涯を土地からたどるルートの起点として位置づけられる。

アクセス: JR「王寺駅」から徒歩約10分。信貴山朝護孫子寺から車で約15分。

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