金融庁検査官が駆け上がった大階段
上野公園内にある日本最大級の博物館。本館正面の大階段は、半沢直樹2020年版第6話で金融庁の検査官たちが駆け上がる印象的なシーンのロケ地として使われた。
1931年に行われた設計公募を経て渡辺仁の案が採用され、1937年に竣工したのが東京国立博物館の本館である。日本の伝統的な木造建築を鉄筋コンクリートに置き換えた和洋折衷の建築で、中央の大階段を取り巻くように展示室が「ロ」の字状に配置されている。1974年には「モナ・リザ」展の会場にもなった、大階段裏の吹き抜け空間を持つ特別5室は、本館の中でも特に重要な展示室に数えられる。上野公園内の敷地には本館のほかに東洋館・平成館・法隆寺宝物館などが集まり、庭園を含めると本館単体の印象よりもはるかに広い博物館である。 本館正面に広がる石造りの大階段は、その荘厳な佇まいから数多くの映像作品のロケ地に選ばれてきた。半沢直樹2020年版第6話では、帝国航空を巡る不正を追う金融庁検査官たちがこの階段を駆け上がる緊迫した場面が撮影されている。実在する日本最古・最大級の博物館という重厚な舞台が、金融検査という国家権力の介入を描く場面に一層の緊張感を与えており、シリーズの中でも印象的なロケ地の一つとして知られる。 現役の博物館として日々多くの来館者が訪れるため、大階段付近での撮影は他の来館者の通行を妨げないよう配慮し、三脚の使用や長時間の占有は避けたい。上野駅から徒歩10分ほどで、上野動物園や他の美術館・博物館とあわせて巡りやすい立地でもある。
アクセス: JR「上野駅」公園口から徒歩10分