灰谷を問い詰める居酒屋
日本橋馬喰町の居酒屋。2013年版第6話や2020年版第2話・第9話で、半沢が灰谷らを問い詰める場面のロケ地として使われ、公式サイトでもロケ地利用を明記している。
都営浅草線・馬喰横山駅から歩いて1分。日本橋馬喰町の一角に、新鮮な魚介と手頃な一杯を楽しめる海鮮居酒屋「おさかな本舗たいこ茶屋」がある。日本橋・馬喰町・馬喰横山と、3つの駅名を持つエリアに位置する店だ。問屋街として発展したこの一帯には、仕事帰りの一杯を求める人々を受け入れる居酒屋が今も多く残っている。 「半沢直樹」では2013年版第6話に続き、2020年版第2話・第9話でもこの店で撮影が行われた。半沢が灰谷を問い詰める緊迫した場面など、銀行員たちが本音を語り合う「裏話の舞台」として使われている。オフィスでは言えない本音が、酒の席でこぼれ落ちるという構図は、テレビドラマの定番でありながら、この店の内装や雰囲気がその説得力を支えているのだろう。2013年版・2020年版の両方でロケ地に選ばれている店はシリーズを通しても数が少なく、この店の使われ方には一貫した狙いがあったのだろうと感じさせる。 作品を跨いで同じ場所が選ばれ続けるというのは、ロケ地としての使い勝手の良さだけでなく、制作側とこの店との間に一定の信頼関係があったことも意味しているはずだ。店側は公式サイトでロケ地としての利用を明記しており、聖地巡礼の受け入れに前向きな店舗である。 とはいえ現役の営業店舗であることに変わりはない。訪問時は一般客として飲食を注文し、他の来店客が写り込まないよう配慮すること。営業への影響を最小限にとどめる心がけがあれば、この店の空気を存分に味わえるはずだ。日本橋・馬喰町・馬喰横山のいずれの駅からもアクセスしやすく、都心での訪問先としては立ち寄りやすい部類に入る。ドラマの記憶を頼りに暖簾をくぐり、実際に灰谷を問い詰めた席がどこにあるのか、店の中を見渡してみるのも楽しみ方の一つだろう。
アクセス: 都営浅草線「馬喰横山駅」から徒歩1分