伊勢島ホテル本社のロケ地(外観)
内幸町に立つ、日本記者クラブなどが入る複合ビル。半沢直樹2020年版で、劇中の名門ホテル「伊勢島ホテル」の本社外観として使われた。
1976年8月31日に竣工した日本プレスセンタービルは、地上11階・地下3階にペントハウス2階を加えた構造で、公益社団法人日本記者クラブと一般社団法人日本新聞協会が入居する、国内報道機関のハブとして機能してきた建物だ。日比谷公園のすぐ近くという立地も、政治・経済の中心地に近い報道拠点としての性格を後押ししている。内幸町という土地には他にも大企業のオフィスビルが集まっており、日本プレスセンタービルもその一角に立つ。
海外要人や国内の重要人物の記者会見に対応する専用施設として設計され、高効率照明や24時間の中央監視といった省エネ設備が評価され、2011年には第20回BELCA賞(ロングライフ部門)を受賞している。
半沢直樹2020年版では、大和田暁が経営再建に関わる名門ホテルチェーン「伊勢島ホテル」の本社外観として、この建物の重厚な佇まいが使われた。拠点は劇中でホテルになった。大和田がホテルの経営再建に奔走する物語の舞台に、報道の拠点というまったく別の役割を持つ建物が選ばれたのも興味深い符合だ。報道・広報の拠点という現実の役割を持つ建物が格式あるホテル本社に見立てられたことで、伊勢島ホテルという架空の企業に実在感が加わっている。現役のオフィスビルであり、内部への立ち入りは関係者に限られる。見学・撮影は外観にとどめ、正面玄関付近での長時間の滞在は控えたい。都営三田線「内幸町駅」から徒歩3分。
アクセス: 都営三田線「内幸町駅」から徒歩3分