もあぐれっしぶオープニング映像、竹原最古の小祠
竹原最古とされる小祠。TV第2期「もあぐれっしぶ」のオープニング映像に登場する。
竹原市の町並み保存地区の調査で、市教育委員会が「江戸初期の創建か」と報告した小祠が胡堂だ。本町通りの北端に位置し、竹原に現存する数ある祠の中でも最大規模かつ最古とされる。えびす様(胡)を祀り、地域の商売繁盛の信仰を集めてきた小さな祠で、竹原の町並みが形成・発展していく過程を伝える建造物としても評価されている。
『たまゆら』は竹原を舞台に、古い町並みと瀬戸内の風景を丁寧に描き込むことで知られる作品で、胡堂もそのディテールのひとつとしてTV第2期「もあぐれっしぶ」のオープニング映像に描かれている。目立たない小祠が選ばれていることに、この作品らしいロケーション選定の姿勢が表れている。
中村義洋監督の映画『時をかける少女』にも竹原の町並みの一部として登場しており、この祠のある一帯が繰り返し映像作品の舞台に選ばれてきたことがうかがえる。有名な観光スポットではなく、こうした小さな祠まで舞台として描き込むところに、竹原を丹念に取材した作品の姿勢が表れている。
町並み保存地区内の地蔵堂・おかかえ地蔵とあわせて、小さな信仰スポットを巡る徒歩ルートの一角に位置する。現役の信仰の場であるため、静かに見学し、祠への無断の接触は避けること。JR竹原駅から徒歩約14分。
アクセス: JR竹原駅から徒歩約14分、町並み保存地区内。