全シリーズ最頻出のコア聖地、「清水の舞台」を模した観音堂
西方寺境内、76段の石段を上った先にある観音堂。京都・清水寺の舞台を模した建築で、町並みを一望できる。OVA・hitotose・もあぐれっしぶ・卒業写真の全シリーズを通じて最も繰り返し登場する、シリーズ最大の聖地。
西方寺境内、76段の石段を上った先に建つ普明閣は、京都・清水寺の「清水の舞台」と同じ建築様式を持つ観音堂だ。宝暦8年(1758年)の建築で、方三間宝形造・本瓦葺の二重屋根、舞台造りの姿を今に伝え、県重要文化財の木造十一面観音立像を祀る。高台に張り出した舞台からは竹原の町並み保存地区を一望でき、瓦屋根の町並みと瀬戸内の空気が織り合わさる景観は竹原観光を代表する撮影スポットとして古くから知られている。
竹原市は「安芸の小京都」と呼ばれる港町で、瀬戸内海交通の要衝として室町期から栄え、江戸後期には製塩業で、その富を背景に酒造業でも繁栄した。西方寺はもと田中町にあった禅寺で、慶長7年(1602年)の火災で焼失した後、翌年に妙法寺跡だったこの地へ移り浄土宗に改宗した。竹原市の「町並み保存地区」は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、普明閣はその景観の中心をなす建物である。
『たまゆら』では、TV第1期「hitotose」のオープニング映像・第5話・第11話、TV第2期「もあぐれっしぶ」のオープニング映像・第8話、劇場版「卒業写真」第2部・第3部と、シリーズのほぼ全期間を通じて繰り返し登場する、作品全体を象徴するコア聖地になっている。舞台からの眺めそのものが『たまゆら』の世界観を代表する一枚として紹介されることも多く、竹原市の巡礼マップでも最重要スポットのひとつとして扱われている。
境内・舞台は現役の宗教施設であり、参拝マナーを守り、舞台の欄干によじ登ったり長時間の占有をしたりしないこと。石段は段差が大きく滑りやすいため、雨天時や履物には注意が必要。JR竹原駅から徒歩約15分、西方寺境内から石段76段を上る。
アクセス: JR竹原駅から徒歩約15分。西方寺境内から石段76段を上る。