SICK HACK の拠点「新宿FOLT」のモデル
日本のロックシーンを支えてきた老舗ライブハウス。第10話、ライバルバンド SICK HACK の拠点「新宿FOLT」のモデルとして登場する。
新宿LOFTの歴史は1976年10月1日、西新宿の小滝橋通りにさかのぼる。創業者の平野悠は、ライブだけでは経営が成り立たないという理由から、昼はロック喫茶、夕方からリハーサルとライブ、夜は居酒屋という独特の営業形態を作り上げた。この形が「パンクの聖地」と呼ばれる土台になった。1986年には東京厚生年金会館で10周年イベントを開いたが、1992年にビルオーナーから立ち退きを求められ裁判に発展、1998年12月の和解を経て1999年4月に歌舞伎町、新宿コマ劇場の脇へ移転した。名前は変わっていない。以来20年以上、雑居ビルが並ぶ歌舞伎町の一角で、約500人収容のスタンディングフロアとして営業を続けている。地下という、いかにもライブハウスらしい隠れ家的な立地も変わっていない。数多くのバンドがこの舞台を経てブレイクしてきた歴史を持ち、下北沢SHELTERと並んで東京のライブハウス文化を語るうえで欠かせない存在だ。『ぼっち・ざ・ろっく!』第10話では、結束バンドと対比的に描かれるライバルバンド「SICK HACK」の拠点「新宿FOLT」のモデルとして登場し、名称をもじった元ネタとしてファンの間で知られている。稼働中のライブハウスであるため、イベント開催時は出演者・観客の出入りが集中する。訪れるなら開場前の日中に、外観を眺める程度がちょうどいい。下北沢のSHELTERと合わせて、作中のライブハウス文化を体感する巡礼ルートを組むファンも多いという。半世紀近い歴史を持つ場所だけに、建物の外壁にも年月の重みがにじんでいる。
アクセス: JR山手線ほか「新宿駅」東口より徒歩7分