しながわ水族館

幼い樹生の迷子を回想する水族館

品川区立の区民水族館。『Tシャツが乾くまで』第4話では、瀬尾咲子が一人で訪れ、幼い頃の樹生が迷子になった出来事を回想するシーンのロケ地として使われている。

しながわ水族館が開館したのは1991年10月19日のこと。京急本線・大森海岸駅から徒歩8分、勝島の運河沿いに建つ、品川区立の区民水族館である。開館から30年以上、地域の子どもたちの遠足先として親しまれてきた施設だ。 地下1階の海底フロアには巨大なトンネル水槽が広がり、1階の海面フロアでは東京湾の生きものたちが泳ぐ。イルカやアシカのショーのほか、別棟のアザラシ館まで含めると、見て回るだけで1〜2時間はかかる規模を持つ。 『Tシャツが乾くまで』第4話、瀬尾咲子(蒼井優)はこの館内を一人で歩き、幼い頃の園田樹生が迷子になった出来事を思い出す。家族連れで賑わう明るい水槽の光と、咲子の内側にひそむ喪失の記憶が、無言のまま重なっていく場面だ。周囲の子どもたちの笑い声が、むしろ咲子の孤独を際立たせる仕掛けになっている。館内の照明は控えめで、水槽の青い光だけが浮かび上がる瞬間もある。咲子が歩いたであろう順路を実際にたどってみると、回想の長さがより具体的に伝わってくる。 開館から30年以上を経てなお子ども連れの来館者が絶えない有料施設であるため、撮影は他の来館者、とくに子どもが写り込まないよう気を配りたい。館内の撮影ルールは施設の案内に従うこと。咲子が回想に沈んでいた時間の長さは、実際にこの水族館を歩いてみるとより実感できるはずだ。

アクセス: 京急本線「大森海岸駅」より徒歩8分

登場シーン

作品

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