雷電廿六木橋

バス転落事故現場、中津川の河原

秩父市大滝の中津川に架かる橋。『Tシャツが乾くまで』では劇中の長野県設定となるバス転落事故の現場(第1話)、および中津川の河原での場面(第2・5話)のロケ地として使われている。

秩父の山あいを流れる中津川に、朱色でも真新しい灰色でもない、経年で色を落とした欄干の橋が架かる。雷電廿六木橋(らいでんにじゅうろくぎばし)という読みにくい名を持つこの橋の下には、川原まで下りられる緩やかな斜面が続き、対岸の山肌が谷を挟んで迫る。人家の少ない一帯だけに、橋の上に立つと車の音より水音のほうが大きく聞こえる。 『Tシャツが乾くまで』第1話では、この谷あいの風景が劇中の長野県設定に置き換えられ、物語の起点となる高速バス転落事故の現場として使われた。埼玉県秩父市という実際の所在地と、劇中の長野県という設定のずれは、都会から離れた山深い風景であればどこでも代われるという、この場所の地形そのものが持つ説得力を裏づけている。第2話・第5話では橋そのものより下の河原が舞台になり、事故を境に離れ離れになった登場人物たちが再会する場面が撮られている。惨事の記憶と再会という正反対の出来事を、同じ谷が両方引き受けているわけだ。 周辺は西武バス「小双里」から徒歩12分、または秩父鉄道「三峰口駅」から車で約20分という山間部で、公共交通の便は良くない。河原に下りるなら増水や雨天後の水位上昇に注意し、足元が滑る岩場には無理に立ち入らないこと。

アクセス: 西武バス「小双里」下車徒歩12分/秩父鉄道「三峰口駅」から車で約20分

登場シーン

作品

関連する聖地