紬がアルバイトするCDショップ
渋谷のシンボル的なCD・音楽ショップ。紬(川口春奈)が働くレコード店として、店内・店外ともに複数話で撮影に使われた。想がCDを手に紬を訪ねてくるシーンの舞台にもなっている。
渋谷駅から歩いて8分、渋谷公会堂前に建つ8階建てのタワーレコード渋谷店は、日本のタワーレコード展開の起点にあたる店舗だ。1981年、宇田川町に開いた日本第1号店は、当時まだ珍しかったアメリカの輸入盤をそのまま並べて売る方式を持ち込み、日本の音楽ソフト流通のあり方を大きく変えた。CDショップの多くが規模を縮小するなか、フロアを丸ごと使う大型店として今も渋谷に残っているのは、この店が単なる商業施設ではなく音楽好きの集う場所として支持されてきたからだろう。8階という規模を保ち続けているのも、渋谷という街が今も音楽ソフトの実店舗需要を支えている証だ。 ドラマ『silent』では、この店が青葉紬のアルバイト先という設定で使われた。紬が店内でCDの接客をする場面や、想が偶然店を訪れて紬と顔を合わせる場面が、序盤から中盤にかけて繰り返し映し出される。想が音楽好きだった高校時代の記憶と、8年後の再会をつなぐ小道具として、レコード店という舞台は機能している。手話でしか会話ができない紬が、音楽に囲まれた店内で働くという設定自体が、聴覚を介さない世界とのつながりを暗示しているようにも見える。紬にとってこの店は、声を発さずに働ける数少ない職場のひとつでもあった。現役の商業施設であるため、店内での長時間の撮影や他の客・店員の業務を妨げる行為は禁止されている。外観の記念撮影は問題ないが、店内で撮る場合は事前に店舗の許可を確認したい。
アクセス: JR・私鉄各線「渋谷駅」より徒歩8分