クライマックスの舞台
明治期の税関倉庫を活用した商業・文化施設。最終話、平匡が「逃げるのをやめよう」と決意して駆けるシーンの舞台として登場する。
津崎平匡が「逃げるのをやめよう」と心を決め、みくりのもとへ駆け出す。『逃げるは恥だが役に立つ』最終話、ドラマのクライマックスを飾るこの場面の舞台になったのが横浜赤レンガ倉庫だ。倉庫は赤煉瓦造りだ。もとは横浜税関の保税倉庫で、生糸を主にアメリカへ輸出する荷を保管する役目を担ってきた。2号館が1911年、1号館が1913年に竣工し、1989年にその役目を終えている。横浜市が1992年に土地・建物を取得し、5年以上をかけた修復工事を経て2002年4月12日、商業・文化施設として再開業した。1号館は文化施設、2号館は商業施設として生まれ変わり、周囲は「赤レンガパーク」として一体的に整備されている。みなとみらい地区を代表する観光スポットとして、平日でも国内外から訪れる観光客が多く、休日はさらに賑わいを増す。館内にはショップやレストランが並び、倉庫と倉庫の間の広場ではマルシェやイルミネーションなど季節ごとの催しも行われる。約90年間倉庫として使われてきた建物が、今は多くの人でにぎわう広場に姿を変えたことを思うと、この場所の時間の積み重ねが実感できるだろう。海に面した1号館側のデッキから望む夜景は見どころの一つで、みなとみらい線馬車道駅からのアクセスもいい。倉庫と倉庫の間の広場に立つと、平匡が駆けたであろう方向を想像しながら歩くこともできる。ドラマのヒット後は主題歌のダンスとともにこの場所を訪れるファンも増えたが、赤レンガ倉庫自体はドラマ放送以前から横浜観光の代表格として親しまれてきた建物である。館内店舗の撮影は各店の案内に従い、イベント時は通行の妨げにならないようにしたい。
アクセス: みなとみらい線「馬車道駅」より徒歩6分