歯の治療を話すシーンの舞台
旧第一銀行横浜支店にかつて入居していたカフェ (2020年閉店)。第4話、みくりと百合が語り合うシーンの舞台として登場した。建物外観は現存する。
半円形のバルコニーに列柱が並ぶ、古代ローマのタスカン式を模した建物が、みなとみらい線馬車道駅の真上に立つ。旧第一銀行横浜支店は1929年、第一銀行の設計部技師長・西村好時の手で建てられ、横浜市の歴史的建造物に指定されている石造りの銀行建築だ。『逃げるは恥だが役に立つ』第4話では、この建物の低層部にあった「カフェオムニバス」が、みくりと平匡の妹的存在である百合が歯の治療について語り合うシーンのロケ地として使われた。ドラマの日常的な会話劇を、歴史的建築という非日常の空間で見せる対比が印象的な場面だったが、カフェオムニバス自体は運営契約の終了に伴い2020年2月29日をもって営業を終えている。今は入れない。建物はその後もヨコハマ創造都市センター(YCC)として2020年3月末まで使われたのち、しばらく施設としての利用が止まっていたが、2025年10月には「BankPark YOKOHAMA」としてクラフトカフェやフラワーショップ、シェアオフィスなどが入る複合施設に生まれ変わった。ロケ地そのものだった店内には立ち入れなくなったが、外観の建築は今も変わらず眺めることができる。訪れる際は新たな施設の利用者への配慮を忘れずにいたい。
アクセス: みなとみらい線「馬車道駅」より直結(徒歩1分)