球磨川の景勝地、立岩と並ぶ劇場版の舞台
あさぎり町深田、球磨川の景勝地。近隣の立岩とセットで劇場版「うつせみに結ぶ」に登場。
水面から突き出た岩肌が、まるで魚の背のように盛り上がって見える。あさぎり町深田の球磨川沿いにあるこの岩は、その姿から「魚背岩」と呼ばれるようになった、球磨川流域を代表する景勝地の一つだ。球磨川は流域面積1880平方キロメートル、全長115キロメートルに及ぶ一級河川で、かつては76の瀬を数えたが、ダム建設を経て現在は48の瀬になっている。水量が多い時期は瀬音が絶えず響き、渓谷らしい迫力を感じさせる。 すぐ近くにある立岩と並び、球磨川が作り出す荒々しくも美しい渓流の景観を代表する存在になっている。劇場版『うつせみに結ぶ』(2018年)では、立岩と同じ球磨川沿いの景観の一部として描かれ、劇場版のファンが立岩とセットで訪れる聖地になった。 岩は川の水流の中にあるため、増水時に近づくのは危険だ。遊歩道や河岸の安全な場所から景観を眺めるにとどめ、川の中や岩の上には立ち入らないこと。あさぎり町は公共交通の便が薄く、車でのアクセスが基本になる。立岩から球磨川沿いを少し歩いた先にあり、穏やかな時期であれば両方の景観を続けて楽しめる。渓流沿いの遊歩道は木陰が多く、夏場でも比較的歩きやすい。足元の岩は湿って滑りやすいため、履き慣れた靴で歩きたい。
アクセス: 立岩の史跡から球磨川沿いを徒歩数分。公共交通の便は薄い。