純・蛍らが通った分校のモデル
連続ドラマで純・蛍たちが通った分校、凉子先生の教室のモデルとなった旧・中の沢小学校分校。現在は地域の公民館として使われている。
かつて中の沢小学校の分校として子どもたちを迎えていた木造校舎が、富良野市八幡丘の「八幡丘会館」だ。富良野という開拓の歴史を持つ土地で、分校は数少ない教育の拠点として長く地域を支えてきた。「北の国から」では純・蛍たち黒板家の子どもが通う分校、凉子先生が教える教室のモデルになった建物である。 小学校としての役目を終えた今は、地域の集会や行事に使われる公民館として活用されている。教室として使われていた頃の建具や配置が、公民館になった今もどこかに残っているのかもしれない。分校時代の面影を残す木造の佇まいそのものが、開拓期からの富良野の暮らしを物語る貴重な建物だと言えるだろう。 地域住民の生活の場として現在も使われているため、内部の見学は基本的にできず、外観の見学のみにとどめる必要がある。行事が開催されている際は特に、館内への立入りや見学を控え、静かに外観を眺める距離感を保ちたい。静かに佇む校舎を前にすると、黒板家の子どもたちが駆け抜けた足音が聞こえてくるような気持ちになる。 麓郷エリアに集まる保存施設群からは離れた場所にあるため、他のロケ地と合わせて訪れるなら移動時間を考慮した日程を組んでおきたい。富良野市街地から車で向かうのが現実的である。富良野の冬は厳しく、この校舎で学んだ子どもたちも吹雪の日を幾度も経験してきたはずだ。地域の記憶を静かに受け継ぐ建物として、これからも大切にされていくのだろう。
アクセス: 富良野市街地から車で移動が現実的。