ちむどんどん

沖縄本島最北部・やんばる出身の比嘉暢子が、本土復帰前後の激動の時代を家族と生き抜き、上京してイタリア料理店で修業を重ねた末に、東京で沖縄料理店「ちむどんどん」を開くまでを描く、NHK連続テレビ小説第106作。2022年4月から9月まで全125話が放送され、沖縄本土復帰50周年記念作品として制作された。主演は黒島結菜、脚本は羽原大介。配信はNHKオンデマンド(U-NEXT経由でも視聴可能)。

『ちむどんどん』聖地巡礼ガイド

「ちむどんどん」の聖地は、沖縄本島北部・やんばる(本部町・今帰仁村・名護市・東村・大宜味村)を中心に、うるま市の離島(宮城島・藪地島)、さらに上京後の物語をたどる横浜市鶴見区まで、沖縄県と神奈川県にわたる12か所に点在する。備瀬のフクギ並木・今泊集落・喜如嘉といった主要ロケ地は住民が今も暮らす生活の場そのものであり、観光地化に伴う摩擦も実際に起きているため、訪問には他作品以上のマナーへの配慮が求められる。エリアの多くは車でのアクセスが前提になる点も踏まえて計画したい。

やんばる(本部・今帰仁)エリア(生活の場のロケ地)

備瀬のフクギ並木・瀬底ビーチ・赤墓ビーチ・古宇利島のサトウキビ畑・今泊集落という主要ロケ地の多くがこのエリアに集まる。備瀬のフクギ並木と今泊集落は住民が生活する集落そのもので、観光被害からウェディング撮影が断られた実例もあるため、住宅前で立ち止まらない・大声を出さない・私有地に入らないという基本マナーを必ず守ること。古宇利島のサトウキビ畑は今も耕作が続く私有農地で、畑への立入は厳禁。那覇からは車で1〜1.5時間程度かかる。

名護東海岸・東村・大宜味村エリア(バス停・宿・拝所)

美ら島自然学校(旧嘉陽小学校)・天仁屋の四差路は名護市東海岸の山道沿いに、むいの宿(比嘉家外観)は東村高江に、喜如嘉ヒンバ森・喜如嘉集落は大宜味村にある。むいの宿は現在も営業中の一棟貸し宿のため宿泊者以外は道路から外観のみ、喜如嘉は拝所(御願所)を含む集落のため信仰対象への配慮が必須。いずれも公共交通機関の便が薄く、車での周遊が前提になる。

うるま・離島(宮城島・藪地島)/横浜・鶴見エリア

うるま市のアクナ浜(宮城島)・ジャネー洞(藪地島)は、海中道路と橋でつながる離島にあり、未舗装の細道や照明のない洞窟など安全に注意が必要な地点が多い。一方、上京後の物語の舞台となった横浜市鶴見区の仲通商店街は、沖縄コミュニティが息づく「リトル沖縄」で、JR/京急鶴見駅から徒歩でアクセスできる、このガイドで唯一の都市型エリアである。

アクセス

やんばるエリアは那覇空港・那覇市街から車で1〜2時間、うるま市の離島エリアも海中道路経由の車移動が基本で、公共交通機関のみでの周遊は難しい。横浜・鶴見エリアだけはJR京浜東北線・京急線「鶴見駅」から徒歩で回れる、唯一公共交通機関で完結するエリアになる。

ベストシーズン

沖縄の海沿いスポット(瀬底ビーチ・赤墓ビーチ・アクナ浜)は夏季が最も映えるが、真夏の直射日光と台風シーズン(7〜9月)には注意。備瀬のフクギ並木・今泊集落・喜如嘉といった生活の場は、住民の生活時間に配慮して日中の穏やかな時間帯に訪れるのが望ましい。

聖地一覧

舞台の地域

沖縄県の聖地巡礼