比嘉家の畑、父・賢三が倒れるシーンの舞台。耕作中の私有農地
今帰仁村・古宇利島にある、比嘉家の畑のモデルとなったサトウキビ畑エリア。父・賢三が畑仕事の最中に倒れる、物語前半の重要な転換点となるシーンの舞台。特定の1区画は非公開のため座標は付近を示す。
沖縄本島から古宇利大橋一本で渡れる小さな島、古宇利島には、なだらかな丘の斜面いっぱいにサトウキビ畑が広がっている。風が吹くと青々とした葉が波のように揺れ、遠くに海が見える、いかにも沖縄らしい農村風景だ。『ちむどんどん』では、この一帯が比嘉家の畑のモデルとして使われた。NHKの連続テレビ小説として、この物語は戦後沖縄の歴史と家族の再生を一年かけて描いたドラマだった。1964年、農作業中に心臓発作を起こした父・賢三が倒れ、そのまま帰らぬ人となる場面は放送第1〜2週、幼少期のパートで描かれ、物語前半最大の転換点になっている。撮影に使われた具体的な一区画は明らかにされていないため、このページの座標は畑が広がるエリア全体を示す近似値にすぎない。畑は今も現役だ。地元の農家が耕作を続ける私有地で、畝の中に足を踏み入れることは絶対に避けたい。訪問は道路から遠景を眺める形にとどめよう。古宇利島は縁結びの伝説を持つ「ハートロック」のある島でもあり、古宇利ビーチなど他の観光スポットと合わせて回りやすい立地でもある。海に近い畑という土地柄そのものが、比嘉家の暮らしの背景として説得力を持たせている。父の死という重い出来事の舞台であるだけに、訪れる際は静かに、農作業の邪魔にならない距離から見学したい。丘の上から畑と海を一緒に見渡せる場所を探して歩くのも、この島らしい楽しみ方だろう。
アクセス: 古宇利大橋で本島から車でアクセス。畑への立入は厳禁、道路からの見学のみ。