喜如嘉ヒンバ森・喜如嘉集落

暢子が上京を決意する高台。芭蕉布の里、拝所への配慮必須

大宜味村喜如嘉にある高台と集落。「ちむどんどん」で山原の村全景を見渡し、暢子が上京を決意するシーンの舞台になった。国指定重要無形文化財・芭蕉布の里としても知られる。

大宜味村喜如嘉は、国の重要無形文化財「喜如嘉の芭蕉布」を産する集落だ。芭蕉布は沖縄の織物の中でも最も古いもののひとつで、13世紀頃には既に織られていたと伝わる。糸芭蕉から繊維を取り、糊付け・機織りまでを手作業でこなす工程は長い時間と技術を要し、1972年の沖縄本土復帰と同時に県の無形文化財に、その2年後の1974年には国の重要無形文化財に指定された。2000年には織り手の平良敏子が保持者として各個認定を受け、1981年には第1回伝統文化ポーラ大賞を受けている。技術者の高齢化と後継者不足により生産量は減少しているが、品質と社会的評価はいまも高まり続けている。織り上がった芭蕉布は軽く涼感があり、沖縄の夏の着物地として古くから重宝されてきた。一枚を仕上げるまでに数か月を要する手仕事の積み重ねが、この織物の価値を支えている。

集落を見下ろす高台「ヒンバ森」からは山原の村全景を一望できる。「ちむどんどん」では、このヒンバ森から山原の村全景を見渡す場面が描かれ、暢子が故郷を離れて上京することを決意する、物語の大きな転換点のシーンの舞台になった。

喜如嘉集落には地域の信仰を集める拝所(御願所)が含まれており、訪問の際は信仰の対象への配慮を欠かさないこと。拝所にお供えされている物には触れず、静かに見学するにとどめる。集落全体も住民が生活する場所であるため、住宅の前で立ち止まって撮影したり大声を出したりせず、私有地には立ち入らず、早朝や深夜の訪問も避けること。

芭蕉布会館では実際に糸を績む工程などを見学できるため、聖地巡礼と合わせて沖縄の伝統工芸に触れることもできる。大宜味村喜如嘉、車でのアクセスが基本。

アクセス: 大宜味村喜如嘉。芭蕉布会館と合わせて訪れやすい。車でのアクセスが基本。

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作品

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