劇中「佐賀県民病院」の舞台
大ホール1,008席を備える安来市の文化拠点。VIVANT続編第1話では別班メンバーが入院する劇中の「佐賀県民病院」として登場する。
「アルテピア」という名称は、芸術を指すヨーロッパ語の「arte」と、理想郷を意味する「utopia」の「pia」を組み合わせた造語だ。島根県安来市飯島町に建つこの安来市総合文化ホールは、1,008席の大ホールと300席の小ホールに会議室・展示室を備え、市の文化行事を一手に引き受けている拠点である。ガラス面を多く取り入れた開放的なロビーと直線的な外観は、公共施設らしい機能美を保ちながらも、映像作品の撮影先として選ばれるだけの佇まいを持つ。VIVANT続編第1話では、別班メンバーが入院する劇中の「佐賀県民病院」としてこのホールが使われた。入院患者が行き交う病棟という設定が、実際には市民ホールのロビーだったと知ると、見え方は少し変わってくるだろう。
安来市は民謡「安来節」の本場で、腰にびくを下げてザルを手に踊る「どじょうすくい踊り」は今も市の代表的な芸能として親しまれている。この踊りの妙な仕草は、実は特産の「安来鋼」の材料となる砂鉄を採る作業の所作を取り入れたものだという。安来節の原型は江戸時代中期の歌謡音曲で、北前船の寄港地だった安来では佐渡おけさなど各地の民謡との交流も盛んだった。市内の足立美術館は、米国の日本庭園専門誌のランキングで21年連続日本一に選ばれた庭園を持つ。庭園は5万坪に及び、樹木53種2000本が植えられているという。尼子氏の月山富田城跡もあわせて、松江・境港と組み合わせた行程に載せやすい。ただし館内は催事の開催状況によってロビーやホールへの立入が制限されることがあるため、訪れる前には開館日と催事日程を確認したい。撮影も受付の案内に従うのが基本だ。
アクセス: JR山陰本線「安来駅」から徒歩約20分、車で約5分