湯平温泉

冒頭の廃墟温泉街のモデル(候補)

花合野川沿いの石畳が続く歴史ある温泉街。映画冒頭で鈴芽が迷い込む廃墟の温泉街のモデルの一つとされるが、熊本県内の別候補地と競合する説があり断定はできない。

大分県由布市、由布院温泉の隣にひっそりと佇む湯平温泉は、江戸時代から続く石畳の坂道が今も残る温泉地だ。坂道は緩やかに湾曲しながら高低差を作り、上から見下ろすと旅館の屋根瓦の連なりがよく見える。国民保養温泉地に指定され、坂道の両側には現在も複数の旅館と共同浴場が営業を続けている。夏目漱石が小説『二百十日』にこの湯治場を描いたことでも知られ、旅館から立ち上る湯気の風景は、四季を通じて写真愛好家を惹きつけてきた。

『すずめの戸締まり』の冒頭、鈴芽が迷い込む廃墟の温泉街のイメージソースとして湯平温泉を挙げる考察がある。一方で熊本県内の別の温泉街を候補とする説もある。断定はできない。何より、湯平温泉は現在も複数の旅館・共同浴場が営業を続ける現役の温泉地であり、劇中のような完全な廃墟ではない点は誤解のないようにしたい。

JR由布院駅からバスで約20分。石畳の坂道は宿泊客と地元住民の生活道路そのものなので、旅館の出入り口や共同浴場の前で長時間の撮影をするのは避けたい。共同浴場を利用するなら、一般の利用客としてのマナーを守ること。

アクセス: JR由布院駅からバスで約20分

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作品

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