ダイジンが渡る橋のモデル
神戸・舞子と淡路島を結ぶ世界最長クラスの吊り橋。ダイジンが飛び越えていく橋のモデルの一つとされる(徳島の大鳴門橋との二説あり)。
JR神戸線・山陽電鉄の舞子駅から徒歩約5分、橋のたもとまで歩いていくと、まず橋脚の大きさに圧倒される。海峡を吹き抜ける潮風は思いのほか強く、橋のたもとに立つだけでもその規模の大きさを肌で感じられる。1998年4月5日に開通した明石海峡大橋は全長3911.1メートル、中央支間長は1991メートルに達し、建設費は約5000億円と言われる。2022年3月にトルコのチャナッカレ1915橋(支間長2023メートル)に記録を譲るまで、実に24年近く世界最長の吊り橋として名を残していた。
橋そのものは高速道路専用で歩行者は渡れないが、橋の下に整備された「舞子海上プロムナード」では、エレベーターで海面から47メートルの高さまで上がり、橋桁の中を海側へ約150メートルほど進むことができる。床の一部が透明になっている区間もあり、真下の海面がそのまま覗ける仕掛けだ(有料)。強風の日は橋桁がわずかに揺れるのを感じることもある。
映画では、猫の姿のダイジンが飛び越えていく橋のモデルの一つとされる。ただし渦潮の名所を跨ぐ大型吊り橋という共通点から徳島県の大鳴門橋を挙げる説もあり、どちらか一方と断定はできない。二つの橋を見比べながら、どちらがダイジンの跳躍にふさわしいか考えてみるのも巡礼の楽しみ方のひとつだろう。
橋のたもとに広がる舞子公園は無料の都市公園で、休日は家族連れやウォーキングの利用者で賑わう。三脚を立てるなら、他の来園者の通行を妨げない位置を選びたい。夕暮れ時は橋がオレンジ色に染まり、日中とはまた違った表情を見せる。淡路島側から橋を見上げる角度もまた印象が異なり、両岸を歩き比べるファンも少なくない。
アクセス: JR神戸線・山陽電鉄「舞子駅」から徒歩約5分