佐賀関港

フェリー乗船地の合成説がある港

かつて銅の精錬で栄えた大分市佐賀関の港。臼杵港と合成されたモデルとされる説がある港町で、現在も愛媛県三崎港とのフェリー航路が現役で運航している。

大分市佐賀関は、明治期から続く銅の精錬所で知られる港町だ。細長い半島の先端付近に位置し、狭い平地に港と精錬所、住宅が密集する独特の景観を持つ。国道九四フェリーが佐賀関港と愛媛県三崎港を結ぶ航路を今も運航しており、九州・四国間で橋のかからない国道197号の海上区間として、佐賀関発は毎時(12時を除く)、三崎発は毎時30分(13時30分を除く)と、双方あわせて1日16往復のダイヤで結ばれている。所要時間は約70分、九州・四国間で最も短い約31kmの海上ルートで、大分と四国を結ぶ最短の海上交通として地元の通勤・通学にも使われる生活航路になっている。 精錬所の煙突が港のすぐそばに立つ独特の景観は、工業と漁業、そしてフェリー交通が同じ狭い平地に共存する佐賀関ならではの風景だ。 映画のフェリー乗船地のモデルについては臼杵港が最有力とされる一方、佐賀関港の要素も合成されているとする説があり、単独の断定はできない。半島の先端に位置する関崎には灯台や展望所もあり、豊予海峡を挟んで四国の山並みを望める好展望地として、港町とセットで巡るファンも多い。フェリーターミナルの待合所からは発着する船を間近に見られ、乗船しない場合でも港の雰囲気を味わえる。港湾施設のため作業車両の通行があり、フェンス沿いの立入禁止区画には入らないこと。公共交通の便が限られるため、バスの時刻を事前に調べたうえで、関崎の展望まで含めた滞在時間を組み立てておくと安心だ。JR日豊本線「幸崎駅」からバスで約20分。

アクセス: JR日豊本線「幸崎駅」からバスで約20分

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