千果との出会いの道
愛媛県西条市にある農業用のため池。ヒッチハイクで乗せてもらう女子高生・千果と出会う沿道のモデルとされる(単独ソースの説)。
石鎚山系を望む見晴らしのよい農道の先に、水田と山林に囲まれた小さなため池が広がる。愛媛県西条市丹原町に点在する農業用ため池の一つで、石鎚山の雪解け水が育む「水の都」らしい風景の一部だ。丹原地域はバラやあたご柿の産地としても知られ、名水百選に選ばれた自噴水「うちぬき」が農地を潤している。晴れた日には池の水面に石鎚の山影が映り込む。 映画『すずめの戸締まり』では、原付バイクに乗った女子高生・千果が鈴芽たちと出会う沿道のモデルとされ、みかんを落とした縁で二人と親しくなる設定になっている。新海誠監督は「愛媛を歩いて回って、この場所を鈴芽が経由すると映画前半の楽しいムードをより強くできる」と語っており、県内をロケハンして選んだ土地であることがうかがえる。ただしこの池を沿道のモデルとする説は単独の考察サイトが挙げているのみで、他の資料での裏付けは確認できていない。 ため池・農道は地域住民の生活・農業インフラであり、観光地としての設備はない。農作業車両の通行を妨げず、あぜ道や私有の農地に立ち入らないなど、生活圏への配慮を徹底したい。灌漑期には水位が大きく変動し、季節によって水面の見え方が異なる。訪れるなら、農作業の少ない時間帯を選ぶのが望ましい。
アクセス: JR予讃線「伊予西条駅」から車で約20分