水上ビル

複数話に登場する豊橋の商店街建築

牟呂用水を暗渠化した上に建てられた、豊橋を象徴する昭和の商店街建築。壁面装飾とともに複数話の背景に登場する。

豊橋駅から東へ延びる駅前大通りの南側、牟呂用水の水面にふたをするように東西800mにわたって連なるのが水上ビルである。豊橋ビル・大豊ビル・大手ビルの3棟からなり、水路を暗渠化して敷地を生み出すという戦後の豊橋独特の発想から生まれた建築群だ。3棟のうち最初に完成したのは大豊ビルで、続いて豊橋ビル、大手ビルが建設された。

起源は戦後の闇市で、空襲で焼け野原になった一帯に58軒の商店が集まり、1951年に「だいほうマーケット」が発足。都市計画による立ち退きを迫られる中で用水の上にビルを建てる案が持ち上がり、1964年頃から水路上での建設が始まった。以来、昔ながらの店に加えて新しいカフェやセレクトショップが入居し、世代を重ねながら姿を変え続けている。2022年3月に始まった「水上ビルの朝市」は毎月第一月曜10時〜14時に開かれ、地域の恒例行事として定着した。

「負けヒロインが多すぎる!」では、この建物の外観や壁面装飾が複数話の背景に描かれ、豊橋の街並みを象徴する構図として登場する。「珈琲とカヌレ」や「QUON CHOCOLATE DEMI-SEC」など劇中に登場する店舗もこのビル群の一角にあり、建物自体を眺めながら周辺の店を巡るファンも多い。作中で繰り返し背景に描かれることで、豊橋という土地に根づいた日常の街並みが強調されている。

多くは営業中の店舗であり、通路や店先での長時間の撮影・滞在は他の利用客や店舗の営業の妨げにならないよう配慮したい。

アクセス: 豊橋駅東口から徒歩約8〜10分

登場シーン

作品

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