御杖神社

夏祭りシーンの舞台

倭姫命の伝承を持つ古社。第4話の夏祭りシーンの舞台になった。

御杖神社は、垂仁天皇の勅命を受けた倭姫命が天照大神を祀る地を求めて各地を巡った際、この地に行宮を構えて休座したことを創祀とする社で、延喜式神名帳にも大和国宇陀郡の一座として記載される式内社である。倭姫命が自らの杖をこの地に残したという伝承が「御杖」という地名の由来になったといい、主祭神には久那斗神・八衢比古神・八衢比女神を祀る。天文15年(1546年)の争乱で荒廃したのち同23年に再建され、明治6年には郷社と定められた歴史を持つ。御杖村は奈良県東端、三重県との県境近くに位置する山村で、名張川の支流沿いに社が鎮座する。アニメ『光が死んだ夏』第4話では、集落の夏祭りのシーンの舞台としてこの神社が描かれ、過疎化が進む山里に今も息づく信仰と共同体の姿を印象づける場面として登場した。物語の主な舞台である奇怪な出来事が起こる山間の集落と、代々受け継がれてきた祭りという土地の営みが重ね合わされる、シリーズの空気感を象徴するロケ地の一つだ。境内は静かな山あいの神社で、参拝の作法を守り、周辺の集落の生活道路と隣接するため境内から外れた場所への立ち入りは避けること。近鉄大阪線「名張駅」から車で約30分と、公共交通が非常に薄いエリアにあり、聖地巡礼としてこの神社を目指す場合は自家用車かレンタカーでのアクセスが実質的に前提になる。光が死んだ夏の舞台である奈良県東部の山間地域には、こうした古くからの信仰の場が今も数多く残っており、御杖神社はその中でも由緒の古さで知られる一社だ。聖地巡礼としてこの神社を訪れる場合、周辺には他に立ち寄れる施設が少ないため、あらかじめ滞在時間や帰りの交通手段を確認しておくと安心だ。

アクセス: 近鉄大阪線「名張駅」から車で約30分。公共交通が非常に薄いエリア

登場シーン

作品

関連する聖地