伊勢奥津駅(給水塔)

作中の給水塔のモデル、国登録有形文化財

JR名松線の終着駅。構内に残る給水塔は2024年に国登録有形文化財に指定され、作中の給水塔のモデルとされる。

JR東海・名松線の終着駅、伊勢奥津駅は1935年の開業以来、三重県津市美杉町奥津、山に囲まれた静かな場所に位置してきた。名松線は2009年の台風18号による土砂被害で家城〜伊勢奥津間が不通となったが、沿線自治体の支援もあって2016年3月に6年半ぶりに全線復旧しており、伊勢奥津駅はその終着点にあたる。構内には蒸気機関車時代の給水設備として使われた鉄筋コンクリート造の給水塔が今も保存され、高さ約9.5メートル、水槽部の外径約3.1メートルというその姿は、2024年12月に国の登録有形文化財に指定された。アニメ『光が死んだ夏』に登場する給水塔は、この実在の給水塔がモデルになったとされ、放送後は名松線ファンと作品ファンの双方が訪れる場所になっている。物語の舞台である山間の集落の雰囲気を象徴する構造物として、給水塔は作品世界観の重要なイメージソースになったといえる。1日の運行本数が限られる終着駅ということもあり、時刻表を確認してから列車の待ち時間に合わせて滞在するのが無理のない巡り方だ。現役の駅であり、ホーム・構内の見学は駅利用者や係員の業務を妨げない範囲で行い、給水塔への接近・立ち入りは文化財保護のため控えること。聖地巡礼としてこの駅を訪れる場合、名松線そのものの本数が少ないため、事前に時刻表を確認したうえで訪問計画を立てたい。

アクセス: JR名松線「伊勢奥津駅」(名松線終着駅)

登場シーン

作品

関連する聖地