飛騨市図書館

瀧が糸守町を探し出した図書館

飛騨市役所本庁舎に隣接する図書館。瀧が記憶を頼りに「糸守町」という地名を探し出す重要な場面の舞台として登場する。

地上4階地下1階、延床面積7,143平方メートルという規模の図書館が、飛騨古川駅から徒歩8分の場所に建っている。飛騨市図書館は2009年7月5日に開館した建物で、前身の古川町図書室は1950年からの歴史を持つ。図書室として始まった施設が半世紀余りをかけて今の規模の図書館に育ってきたことになる。飛騨の匠の技を意識した木造建築は、設計を手がけた金沢計画研究所が日本建築家協会優秀作品選2011を受賞するほどの評価を得ており、大きな吹き抜けの閉架書庫や地元の伝統工芸に関する資料コーナーも備えている。館内は太陽光を取り込みやすく設計されているといい、木の香りと自然光が満ちた空間の中で本を読むという体験自体が、この図書館の価値を支えているように見える。

映画『君の名は。』では、瀧が記憶を頼りに「糸守町」という地名を探し出す重要な場面の舞台として登場し、木のぬくもりを感じる館内の雰囲気がそのまま描かれた。聖地巡礼者が増えたことを受け、この図書館は撮影を禁止するのではなく、「カウンターで許可を得たうえで、他の利用者の顔が識別できないように撮影してほしい」という独自のルールを設けている。禁止ではなく配慮を求めるという対応の仕方に、聖地としての来訪者を受け止めてきた館の姿勢が表れている。

動画撮影は認められていないので、無許可での館内撮影はトラブルの元になる。必ず受付に一声かけてから行動したい。

館内は通常の図書館として今も利用されており、他の利用者や学習スペースの静粛性を最優先すべきだろう。飛騨古川駅からはレンタサイクルでも訪れやすく、周辺の巡礼ルートに組み込みやすい立地でもある。開館から10年以上が経ち、館内の木の色合いも少しずつ落ち着いた飴色に変わってきている。

アクセス: JR高山本線「飛騨古川駅」から徒歩8分

登場シーン

作品

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