宇治十帖をモチーフにした駅舎
JR奈良線の宇治駅。『源氏物語』平等院鳳凰堂をモチーフにした駅舎で知られ、第1期・第3期で部員たちが利用する場面の舞台になった。
京阪宇治駅から宇治橋を渡ってすぐ、JR宇治駅の駅舎が平等院の鳳凰堂を思わせる姿で迎えてくれる。2000年8月7日に橋上駅舎化されたこの駅は、JR奈良線の途中駅としては珍しく観光地然としたデザインを持ち、京都駅・奈良駅方面からのアクセス拠点になっている。屋根の反り返った曲線や柱の並びが、平等院を訪ねる前の予告のように見えてくる。駅舎そのものが目印になる。『響け!ユーフォニアム』では第1期第8話、第3期にも北宇治高校吹奏楽部の部員たちがこの駅を利用する場面が描かれ、京阪宇治駅と並ぶ宇治巡礼の起点として位置づけられてきた。改札を出た瞬間に見える駅前の眺めそのものが、シリーズを見てきたファンにとってはなじみのある風景だろう。
駅前からは平等院表参道が始まり、宇治茶の店が並ぶ商店街を抜けて徒歩10分ほどで平等院に至る。宇治橋・あじろぎの道・宇治神社方面へも駅から歩いて回れる距離で、両駅をまとめて巡る巡礼者も多い。お茶の香りが漂う商店街を歩くだけでも、宇治という土地の空気が伝わってくる。現役の鉄道駅であるため、改札周辺やホームでの長時間の撮影は控え、利用者の通行を妨げないようにしたい。
アクセス: JR奈良線「宇治駅」