廣井きくりとの運命の出会い
瀬戸神社の境外末社で、瀬戸の入江に浮かぶ小島に鎮座する。第6話、後藤ひとりが廣井きくりと運命的な出会いを果たす場面の舞台。
治承4年(1180年)、伊豆で挙兵した源頼朝が伊豆三嶋明神をこの地に勧請し、社殿を建立したのが瀬戸神社の始まりとされる。主祭神の大山祇神は「渡しの大神」の別名を持ち、瀬戸の入江を行き交う船の安全を見守ってきた神だ。境外末社の琵琶島神社は竹生島弁財天を勧請したと伝わる弁財天社で、頼朝に倣って北条政子もここに弁財天を勧請したという言い伝えが残る。室町時代には鎌倉公方が参拝する慣例もあったというから、鎌倉から見た瀬戸・金沢の地の重みが伝わってくる。朱塗りの小さな社殿は瀬戸の入江に浮かぶ小島にあり、海に張り出した参道を渡って参拝する形になる。潮の満ち引きで水面の表情が変わるため、訪れる時間によって同じ社殿でも印象が違って見えるのも面白い。
『ぼっち・ざ・ろっく!』では第6話、後藤ひとりが結束バンドの結成に大きく関わるギタリスト・廣井きくりと運命的な出会いを果たす場面の舞台として描かれた。物語が動き出す転換点に、海の上に浮かぶような小さな神社が選ばれているのは示唆的だ。
境内は狭いため、参拝者が多い時間帯に長時間立ち止まって撮影するのは控えたい。金沢八景駅から徒歩圏内にあり、海の公園やステージ状ベンチなど周辺の他のロケ地とあわせて巡りやすい立地でもある。
アクセス: 京急本線「金沢八景駅」より徒歩5分