龍勢祭りと物語終盤の舞台
毎年10月に住民手作りロケット花火「龍勢」を打ち上げる祭りで知られ、秩父事件の決起の地でもある神社。「あの花」第10話・第11話に登場し、物語終盤の重要なスポットになっている。地元では「吉田椋神社」とも呼ばれる。
秩父市下吉田、旧吉田町に鎮座する椋神社は、龍勢祭りと秩父事件、二つの顔を持つ神社だ。皆野町など秩父地方には他にも椋神社があるため、「吉田椋神社」「下吉田椋神社」と呼ばれることも多い。1884年10月31日、埼玉・群馬・長野にまたがる数千人規模の農民が世直しを求めて武装蜂起した秩父事件では、この神社に約3000人が結集し決起集会が開かれたと伝わる。境内には「秩父事件百年の碑」が建ち、2004年には事件120周年を記念した映画『草の乱』のロケ地にもなった。神社を象徴する「夫婦クヌギ」も見どころの一つで、龍勢祭りとあわせて訪れる価値がある。毎年10月第2日曜には、住民の手作りロケット花火「龍勢」を約30本、15分おきに打ち上げる龍勢祭りが行われ、国指定重要無形民俗文化財に指定されている。龍勢は和紙と竹、火薬で作られる手作りロケットで、地域の住民が長い時間をかけて仕込むとされる。参拝は自由だ。境内は普段は静かで、祭りの日だけは大勢の見物客で埋まる。『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』では第10話・第11話に椋神社や龍勢櫓周辺が登場し、超平和バスターズがめんまのために龍勢を打ち上げる、物語終盤の重要な場面の舞台になった。実際の祭りでも「超平和バスターズ」名義の龍勢が奉納されたことがあり、コラボレーションポスターが作られたこともある。アクセスは西武秩父駅・秩父駅から西武観光バスで「龍勢会館」下車、徒歩約10分。バスの本数が少ないため時刻の確認が必要で、祭り当日は周辺道路が渋滞し、県道も通行止めになるため注意したい。
アクセス: 西武秩父駅・秩父駅より西武観光バス吉田元気村行き(秩父吉田線)で「龍勢会館」下車、徒歩約10分(バス本数が少ないため時刻確認が必要)