じんたんの青いベンチがある公園
定林寺のすぐ東側にある公園で、南側の桜木町児童公園と北側の相生町公園を合わせて「けやき公園」と呼ぶ。第3話でじんたんが座った青いベンチがあり、「じんたんのベンチ」としてファンの間で人気のスポットになっている。
きっかけはベンチ一つだ。じんたんが青いベンチに腰掛ける、第3話の何気ない一場面。それだけの理由で、この公園はファンの間で「じんたんのベンチ」と呼ばれる聖地になった。秩父札所17番定林寺のすぐ東側、秩父鉄道秩父駅から約1km、徒歩15分弱の距離にある。公園は南北に細長く、中央を横切る車道の坂道によって南側の桜木町児童公園と北側の相生町公園に分かれ、あわせて「けやき公園」と案内されている。坂道の下はトンネル状の通路になっていて、車道をくぐって行き来できる仕組みだ。ベンチの背後にある崖は、荒川の流れが削り出した河岸段丘の段丘崖である。「あの花」では第6話に登場する東屋も描かれたが、こちらは現在すでに撤去されて残っていない。第9話には公園を横切る通路も映るものの、作中の配置は実際の地形と一部異なっており、完全に一致するわけではない点は留意しておきたい。何話にもわたって同じ公園の別の場所が使われているという点で、けやき公園はこの作品にとって特別な意味を持つ場所だと言えるだろう。春になると桜がベンチの周りを花で包み、公園南側の坂道沿いは「あの花ポケットパーク」として、聖地巡礼者向けの案内板も整備されている。旧秩父橋から秩父第一中学校を経由し、市街地中心部へ向かう道中に立ち寄るのが、歩きやすいおすすめの順路だろう。案内板の説明と実際の風景を見比べながら歩くのも、この公園らしい巡り方だろう。定林寺自体も秩父三十四観音霊場の札所の一つで、公園はその参道のすぐそばに位置している。ベンチに腰掛けると、段丘崖を背に秩父の市街地の方向を見渡せる位置関係になっている。季節や時間帯を変えて何度か訪れると、作中の異なる話数の空気をそれぞれ感じ取れるはずだ。
アクセス: 秩父鉄道「秩父駅」より徒歩約15分(定林寺のすぐ東側)