第8話 本栖高校への通学駅
旧下部小中学校跡(本栖高校モデル地)から約600mに位置する無人駅。野クルメンバーの通学駅として第8話に登場する、JR身延線の小さな棒線駅。
甲斐常葉駅が無人化されたのは1985年(昭和60年)4月1日のことで、現在は身延駅の管理下に置かれ、駅で乗車券を購入することはできない。かつては下部町(現・身延町)の中心駅として賑わい、旧下部小中学校跡からは徒歩約600mという近さもあって、第8話ではなでしこたちが軽トラックとすれ違いながら学校跡からこの駅まで下校する場面のルートに使われた。駅は静かだ。無人駅とはいえホームに立つと、当時の乗降客の多さを想像させる規模の設備がまだ残っている。
駅周辺に広がる旧下部温泉郷は、戦国時代に武田信玄が傷を癒したという伝承から「信玄の隠し湯」の一つに数えられ、ラジウムを含む湯質が明治期から知られてきた土地でもある。ただし駅から直接歩いて行ける主要な温泉施設は既に廃業しており、往時のにぎわいは薄れているのが実情だ。作中で描かれる静かな下校路の風景は、いまの駅周辺の雰囲気にも近い。
中部横断自動車道の下部温泉早川ICからは車で約10分。学校跡の見学とセットで訪れるファンが多いが、駅は現役の交通施設であり、ホーム上の長時間滞在や線路への接近は避けたい。
アクセス: JR身延線「甲斐常葉駅」