人食い鬼伝説を持つ古社、主人公と同姓の縁で聖地化
仁徳天皇の時代に起源を持つとされる古社。人食い鬼を追い払う伝説と主人公と同姓であることから『鬼滅の刃』の聖地として注目を集めている。
八幡竈門神社は、大分県別府市大字内竈に鎮座する神社で、社伝では仁徳天皇の治世(4世紀頃)に起源があるとされ、公式な創建は神亀4年(727年)3月15日と伝えられる。『豊後国志』には大友氏初代当主による創建説も記されている。主祭神は応神天皇・仲哀天皇・神功皇后の三柱で、これに33柱の神を合わせて36柱を祀る。この神社には、夜が明けると鬼が逃げ出すという人食い鬼の伝説が伝わっており、漫画・アニメ『鬼滅の刃』の主人公「竈門炭治郎」と同じ「竈門」の姓を持つこと、そして鬼にまつわる伝説が作品の主題と重なることから、ファンの間で作品の聖地として注目を集めるようになったと報じられている。太宰府市の宝満宮竈門神社、筑後市の溝口竈門神社と並び、「竈門」を名に持つ神社として同時に語られることが多いが、いずれも作品の公式設定上の舞台として指定されたわけではなく、姓の一致や伝説の共通点から自然にファンの間で結びつけられた事例である。現役の神社であり、境内は氏子・参拝者が日常的に利用する宗教施設であるため、聖地巡礼として訪れる場合も一般の参拝者と同様のマナーを守ることが求められる。
アクセス: JR日豊本線「別府駅」からバス、最寄バス停から徒歩約10分