タイアップの記念スポット
幕末・明治期の史料を集めた私設博物館。「ガールズ&パンツァー」とのタイアップ企画を実施する記念スポットだが、作中への直接登場は未確認。
1929年4月14日、宮内大臣を歴任した田中光顕によって「常陽明治記念館」として開館したのが、この博物館の始まりだ。田中は土佐の出身だ。それでも明治維新への水戸藩の貢献を顕彰しようと、旧水戸藩領だった大洗の高台に記念館の設立を進めたと伝わる。新政府側の人物が旧藩の功績を残そうとした、その動機自体が興味深い。高台という立地も、当時の記念館としての格式を意識したものだったのかもしれない。 明治天皇の即位式で使われた衣装や、幕末の志士たちの書画・美術品、桜田門外の変に関する資料などを収蔵し、開館当初は明治天皇の等身大銅像を安置する「聖像殿」まで設けられていた。収蔵品の一つひとつが、明治という時代の始まりを物語る資料になっている。1997年にエントランスと映像ホールを備えた新館が増築され、2010年6月1日には運営が常陽明治記念会から大洗町に移管、正式名称が「大洗町幕末と明治の博物館」に変わった。町営化から現在まで、地域の歴史を伝える施設としての役割は変わっていない。 『ガールズ&パンツァー』とのタイアップでは、大洗女子学園の「特別住民票」や「生徒手帳」を提示すると入館割引が受けられる企画が続いている。大洗が作品の舞台として知られるようになった当時から、この博物館も観光の一角に組み込まれてきた。作中への直接の登場は確認されていないが、大洗を舞台にした作品と地域の記念スポットが結びついた例のひとつだ。大洗巡礼のルートに歴史散策を一つ加えたい人には向いている。 現役の営業施設であるため、休館日や営業時間は季節で変わることがあり、訪問前の確認が確実。館内の撮影可否は展示物ごとに異なるため、係員の指示に従いたい。
アクセス: 大洗駅から循環バスまたは車で約10分