仁菜たちが通う銭湯
矢向駅から徒歩6分の現役銭湯。「ガールズバンドクライ」の舞台協力に応じ、作中にも実名で登場した地域密着の風呂屋。
JR南武線「矢向駅」から徒歩6分。住宅街の中に、昭和から営業を続ける地域の銭湯がある。神奈川新聞など地元メディアの取材によれば、アニメ制作側の取材協力にも応じており、『ガールズバンドクライ』の作中では矢向湯として実名で登場した。第1話・第6話で仁菜たちが通う銭湯として描かれ、放送後は聖地巡礼で訪れるファンも増えたという。銭湯を舞台にした巡礼が、ファンと地域住民の交流のきっかけになっているのも、この場所らしいところだろう。番台や下足箱など、昭和の銭湯らしい設備が今も残り、地域の生活文化を体感できる貴重な空間になっている。バンドという新しいカルチャーを描く物語の中に、こうした昔ながらの銭湯が実名で登場することの意外性も、この作品らしさの一つかもしれない。ただし現役の入浴施設のため、訪問時は一般利用客としてマナーを守ること。館内・脱衣所・浴室内の撮影は厳禁で、外観の撮影も、営業中の出入り口付近での長時間の滞在は避けたい。番台や地域交流の場としての性格を尊重し、静かに訪れることを心がけたい。外壁に掲げられた「矢向湯」の看板を実際に目にすると、アニメの背景美術がどれほど忠実に現地を写し取っていたかが伝わってくる。『ガールズバンドクライ』は矢向湯のほかにも川崎市内の実在店舗を数多く取り入れており、この銭湯もその代表的な一つに数えられる。銭湯としての営業を続けながら、聖地としての顔も静かに持ち続けている場所だ。
アクセス: JR南武線「矢向駅」より徒歩6分