南河原公園(なかよし丸)

仁菜が座り込む遊具

船をモチーフにした遊具「なかよし丸」がある近隣公園。上京直後の仁菜が一人で過ごすシーンの舞台として登場する。

上京直後、友人も知り合いもいない仁菜がひとり滑り台に座り込む——「ガールズバンドクライ」第1話のその静かな場面が撮られたのが、川崎市幸区都町にある南河原公園だ。船の形をした複合遊具「なかよし丸」が公園のシンボルになっており、第5話でも仁菜が同じ場所に戻ってくる。工場と住宅が背中合わせに並ぶ一角にあり、観光名所というよりも近所の子供が毎日通う、ごく普通の公園である。だからこそ、孤独感と侘しさを象徴する場所として作品のトーンを決める重要なロケーションの一つになったのだろう。滑り台のてっぺんから見える景色は、遠くまで続く住宅の屋根と工場の煙突が入り混じる、上京者にとってはどこか心細い眺めだ。遊具のペンキが陽に焼けた色合いも、生活感のあるロケーションらしさを物語っている。ベンチや水飲み場も備わり、周辺住民の憩いの場としても機能している。近隣の児童や保護者が日常的に利用する公園のため、遊具を独占しての長時間の撮影は控えたい。写り込む子供への配慮も忘れずに。夕方、子供たちの声が響く時間に訪れると、劇中の静けさとの対比がむしろ際立って感じられる。滑り台に座って見上げる空の低さが、上京してきたばかりの心境と重なる、そんな体験ができる場所だ。

アクセス: JR南武線「矢向駅」より徒歩12分

登場シーン

作品

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