沢北が祈る神社(候補地の一つ)
西東京市の田無総鎮守。THE FIRST SLAM DUNKのエンドクレジットに取材協力先として明記されており、沢北が試合前に祈る神社シーンの根拠地の一つとされる。
由緒は古い。田無神社の創建年は定かではないが、鎌倉時代後期の正応年間(1288〜1293年)には谷戸の宮山に鎮座していたと伝わる。江戸時代初期に現在地へ遷座し、1672年に本宮が移された。1872年に「尉殿大権現」から現在の田無神社へと改称、1910年には町内の5つの小社を合祀して今の姿になった。境内には金龍・青龍・赤龍・白龍・黒龍の五龍神が祀られ、1858年竣工の本殿(彫工・嶋村俊表の代表作)と1875年完成の拝殿は彫刻の精緻さで地元でも人気が高い。御神木の銀杏は樹齢170年を超え、市の天然記念物にも指定されている。境内には大鵬が建立した相撲の土俵もあり、夏には「七夕てるてるトンネル」と呼ばれる装飾が設置され、龍神をモチーフにした願い事の短冊が飾られる。THE FIRST SLAM DUNKでは、劇場版本編のエンドクレジットに取材協力先の一つとして田無神社の名前が明記されていることが複数のファンサイトで確認されており、宿敵・山王工業のエース沢北栄治が試合前に神社で祈るシーンの元になった候補地として紹介されている。ただし劇中の映像と境内の実景が完全に一致するとまでは言い切れず、秋田県由利本荘市の森子大物忌神社が石段の視覚的な一致から候補に挙がる考察もある。つまり根拠は「制作側のクレジット記載」であり、映像の一致そのものではない点を踏まえて訪問したい。劇場版のヒットを機に訪れるファンが増えたが、地元の氏神として長く信仰を集めてきた神社であることに変わりはない。参拝は24時間可能だが、境内は住宅地に近く、祈祷や結婚式などの神事の際は参拝者・関係者の妨げにならないよう撮影を控えたい。
アクセス: 西武新宿線「田無駅」徒歩約7分