湘南の象徴的な海岸線
江ノ電沿線、鎌倉と稲村ヶ崎の間に広がる海岸。劇中の湘南の空気感を体現する場所として複数シーンに登場。
江ノ電「鎌倉高校前駅」から「七里ヶ浜駅」にかけて、国道134号と並走するように海岸線が続く。鎌倉方面には稲村ヶ崎、藤沢方面には江の島が望め、車窓からは相模湾と富士山まで見渡せる、江ノ電随一の車窓風景として知られる区間だ。内陸を走ることが多い日本の鉄道の中で、海のすぐそばを走るこの区間は江ノ電の名物になっている。歩道は国道沿いに整備されているが、車道側の交通量は多く、道路を渡って撮影する必要はない。
『THE FIRST SLAM DUNK』では、この海岸線を走る場面の背景に、湘南の広い海と空がそのまま映し出される。派手な演出のない、選手たちの日常の延長としての湘南が描かれる場面だ。『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』ではさらに出番が多く、オープニングをはじめ第1話・第2話・第5話・第9話から第12話まで作品を通して繰り返し登場し、梓川咲太たちの日常の背景そのものになっている。同じ海岸が二つの作品で違う速度の物語を運んでいるのが面白い。
夏場、特に7月から8月は海水浴客で海岸が埋まり、国道の渋滞も日常的に起こる。レンタカーで訪れるよりは江ノ電を使うほうが現実的で、駐車場所も限られている。狙い目は朝の早い時間か、混雑期を外した秋から冬だ。空気が澄んだ日は富士山がひときわ大きく見える。海岸そのものは自由に歩けるが、サーファーや釣り人が波打ち際を使っているので、彼らの動きを妨げないよう距離を取りたい。ゴミは必ず持ち帰ること。
アクセス: 江ノ島電鉄「七里ヶ浜駅」徒歩 1 分