バンドの会話シーン
新丸子・武蔵小杉から徒歩圏の多摩川河川敷。仁菜たちがバンドの将来や本音をぶつけ合うシーンの背景として登場する川崎のロケーション。作中でより頻繁に映る河川敷は幸区の「多摩川見晴らし公園」だが、この新丸子〜丸子橋エリアも複数のシーンで使われている。
多摩川に丸子橋が初めて架かったのは1934年のことで、それ以前は"丸子の渡し"という渡し舟が東京方面への唯一の交通手段だった。悪天候になれば運航が止まる不便さから、1884年にはすでに架橋運動が始まっていたという。橋の名は多摩川を渡る前の集落名「丸子」に由来し、渡し舟の時代から地域に根づいた地名でもある。
初代の橋は鋼トラス式タイドアーチ橋3連と鉄筋コンクリート上路式アーチ橋10連からなる、当時としては凝った構造をしていた。渡し舟の時代は終わった。現在の橋は2000年5月に架け替えられたもので、河口から13.0キロ、東急東横線と東海道新幹線の鉄道橋に挟まれた位置にある。
『ガールズバンドクライ』では、この新丸子〜丸子橋エリアの河川敷が仁菜たちバンドメンバーの会話シーンの背景として使われ、芝生や自転車道、橋の遠景が複数の場面に映り込む。同じ多摩川沿いでも、作中でより繰り返し登場する定番の河川敷は幸区の「多摩川見晴らし公園」であり、この新丸子〜丸子橋エリアはそれとは別のシーンで使われている場所という位置づけだ。河川敷は無料開放の公共空間で、サッカーや野球、犬の散歩といった利用が常時ある。夏は虫が多く、冬は風が強い。雨上がりのぬかるみにも注意したい。丸子橋からの構図は夕方に逆光になりやすいため、午前中の訪問のほうが撮影には向いている。東急「新丸子駅」から徒歩10分。
アクセス: 東急「新丸子駅」より徒歩 10 分