木戸公園

8年前、想と紬が別れた公園

我孫子市布佐平和台にある住宅街の小さな公園。高台にあり階段でアクセスする造り。第2話、8年前に想が紬に何も告げずに別れを切り出す回想シーンの舞台として使われた。

利根川の水運が盛んだった江戸時代、我孫子市の東端に位置する布佐は主要な河岸として賑わった町だった。鉄道や自動車が発達するとともに水運は衰退し、今の布佐平和台は静かな住宅地に姿を変えている。東日本大震災では市内で134棟の家屋が全壊し、うち113棟が布佐地区に集中したという記録が残る。穏やかに見える今の街並みの下にも、そうした歴史が積み重なっている。階段は急で、狭い。その一角、周囲の道路よりやや高い位置に階段を上ってアクセスする小さな公園が木戸公園だ。ドラマ第2話では、8年前、想が自身の病気(難聴)を紬に告げることができず、理由を明かさずに一方的に別れを告げる回想シーンの撮影地としてこの公園が使われた。「なぜ二人は別れたのか」という物語の根幹をなす謎が最初に描かれる場所であり、後の代田富士見橋での告白シーンと対をなす位置づけを持っている。片方は8年前の沈黙、もう片方は8年後の号泣。同じ「別れ」をめぐる二つの場所を訪ね比べると、物語の輪郭がはっきり見えてくるはずだ。公園自体は地域の子どもや住民が日常的に利用する近隣公園である。大人数での長時間の撮影や、住宅に面した通路での立ち止まりは避け、早朝・深夜の訪問も控えたい。

アクセス: JR成田線「布佐駅」から車で約10分(住宅街のため公共交通は不便)

登場シーン

作品

関連する聖地

近くの聖地