旧浜口家住宅

国指定重要文化財、佐川商家町の町家建築

国指定重要文化財の町家建築。佐川商人の暮らしを象徴する、江戸時代からの商家町の街並みを伝える。外観だけでも土佐の商家建築らしい重厚な佇まいを楽しめる建物。

旧浜口家住宅は、高知県高岡郡佐川町の上町通りに位置する町家建築で、江戸時代から続く商家の暮らしを今に伝える貴重な建物として、国の重要文化財に指定されている。佐川はかつて土佐藩の筆頭家老・深尾氏の城下町として栄え、酒造業や商業を営む豪商の町家が軒を連ねる街並みが形成されており、この旧浜口家住宅もそうした佐川商人の暮らしを象徴する建物のひとつだ。植物学者・牧野富太郎の生家「岸屋」もこの周辺にあった造り酒屋で、明治中頃に人手に渡った後、司牡丹酒造の所有となった経緯を持つ。NHK連続テレビ小説『らんまん』では、牧野富太郎をモデルにした主人公が育った佐川の町並みの雰囲気を伝える背景として、こうした歴史的な町家群が撮影・美術面での参考にされたとされる。旧浜口家住宅は文化財として一般に公開されている建物だが、見学の際は開館日・開館時間を事前に確認し、館内では文化財保護のため係員の案内や撮影ルールに従うことが求められる。外観だけでも土佐の商家建築らしい重厚な佇まいを楽しめるため、開館時間外に訪れた場合も、上町通りの街並みとあわせて見学する価値がある。周辺には同時代の商家建築も点在し、街歩きそのものが佐川の歴史をたどる時間になる。

アクセス: JR土讃線「佐川駅」から徒歩約12分

登場シーン

作品

関連する聖地

近くの聖地