多摩川台公園

上原邸が建つ高台

多摩川を見下ろす高台の公園。VIVANT では最終話、上原史郎邸が建つ高台の場面として登場する。

多摩川を見下ろす台地の縁に沿って細長く伸びるのが多摩川台公園である。1953年に東京都立公園として開園し、1975年に大田区へ移管された。園内には前方後円墳の亀甲山古墳・宝萊山古墳と、多摩川台古墳群と呼ばれる8基を合わせて計10基の古墳が残り、古墳時代からこの台地が人々の営みの舞台であったことを物語る。柵に囲まれた亀甲山古墳は立ち入れないが、宝萊山古墳は上を歩いて渡ることができる。

「多摩川八景」の案内板が立つあたりが一番の見晴らしで、多摩川がS字に蛇行する様子や対岸の街並みが一望でき、晴れた日には富士山と丹沢山地、さらに条件が揃えば南アルプスまで見えるという。台地の上に立つと、住宅街の屋根の連なりの先に多摩川の水面がきらめくのが見え、都区内とは思えないほど視界が開ける。6月には7種3000株のアジサイが咲きそろい、春は桜の名所として花見時には屋台も出るなど、四季を通じて訪れる人が絶えない公園だ。

VIVANTでは最終話、物語の鍵を握る上原史郎の邸宅が建つ「高台」としてこの一帯が撮影に使われた。ドラマの緊張が解けていくラストシーンにふさわしく、園路から見下ろす多摩川の風景が静かな余韻を残す。田園調布駅からも近く、多摩川駅側の古墳展望台とあわせて散策する人が多い。

ただし劇中の邸宅はあくまで一般の民家であり、特定して立ち入るような行為は控えたい。住宅街に隣接する園路でもあるので、声量にも気を配りたいところだ。散策の途中で古墳の解説板を読み込むと、公園の奥行きがより見えてくるはずだ。秋には桜の落葉と紅葉が入り混じり、園路の色合いが一段と豊かになる季節でもある。

アクセス: 東急東横線・多摩川線「多摩川駅」より徒歩3分

登場シーン

作品

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