富士山を望む松原、Aqoursが腰掛けたベンチのカット
東海道随一と称される松林「千本松原」が続く海浜公園。Aqoursのメンバーが座って語り合うシーンの背景として使われ、富士山を望む撮影スポットとして知られる。
沼津市千本の海岸には、駿河湾岸に沿って約15キロメートルにわたって続く松林「千本松原」が広がっている。現在は30万本を超える松が茂り、狩野川の河口から富士市の田子の浦まで、風と潮から沿岸の暮らしを守り続けてきた景勝地の一つだ。1926年には伐採計画が持ち上がったが、歌人・若山牧水がこれに反対する運動を主導して松原を守り、牧水自身は今も近くの浄行寺に眠っている。その一角、本字千本1910-24に位置する千本浜公園は面積約14.6万平方メートルの海浜公園で、複合遊具や鉄棒・迷路・雲梯などの遊具、多数の歌碑・文学碑が松の間に点在する。駐車場は110台分、利用時間は6時から21時まで。児童公園の周辺には桜も多く植えられており、春には花見客の姿も見られる。松林の奥からは波音に混じって鳥の声も聞こえ、砂浜特有のやわらかな静けさが漂っている。松の幹に触れると、潮風に負けじと年月をかけて硬くなった樹皮の質感が伝わってくる。歌碑をたどりながら砂の小道を歩いていくと、視界が開けて富士山が姿を現す瞬間がある。園内のベンチや遊歩道は、「ラブライブ!サンシャイン!!」でAqoursのメンバーが腰掛けて語り合うシーンの背景として使われたとされ、電撃G's magazineでも富士山を背景にした撮影スポットとして紹介された。波の音を聞きながらベンチに座ると、劇中の場面と同じ視界が広がるはずだ。JR沼津駅から車で約5分、徒歩でも約20分とアクセスは良好で、内浦エリアの巡礼と組み合わせて訪れる人も多い。市民の憩いの場でもあるため、他の利用者への配慮と、松林保護のため指定された遊歩道以外への立ち入りを避けることを心掛けたい。
アクセス: JR沼津駅から車で約5分・徒歩約20分