長浜城跡

第1期6話「PVを作ろう」の登山シーン

戦国時代に後北条氏の水軍基地だった国指定史跡。三の浦総合案内所から登れる高台にあり、第1期6話でAqoursが登った坂として描かれた。

戦国時代、後北条氏の水軍が重須湊を守るために築いたのが、標高約33メートルの岬に立つ連郭式山城、長浜城跡だ。内浦湾を見下ろすこの地に、天正7年には水軍を統括する梶原備前守が配置された。武田勝頼が対岸に三枚橋城を築いたことへの対抗として整備が進められ、天正8年4月、目と鼻の先にある千本浜沖で駿河湾海戦と呼ばれる大規模な海戦が起きている。北条水軍は安宅船を配し、武田水軍との緊張状態は武田氏が滅びる天正10年まで続いた。天正18年の豊臣秀吉による小田原攻めで再び緊張が高まった後、城は廃されたとされる。近代には旧財閥・三井家の別荘が建てられたが昭和40年代に取り壊され、しばらく荒廃したままだった。転機は昭和60年の分布調査で、4つの曲輪と15の腰曲輪、6基の土塁跡や堀切が確認され、昭和63年に国の史跡として指定された。曲輪の縁に立つと、当時の海防戦略がどれほど緻密だったかが体感でき、静かな史跡公園の空気の中に戦国の緊張が今も残っているように感じられる。平成27年度には「史跡公園」として整備・公開され、「ぬまづの宝100選」にも選ばれている。三の浦総合案内所の裏手から登れる高台で、山頂に立つと駿河湾の向こうに富士山が大きく見え、眼下には内浦湾の穏やかな水面が広がる。風の強い日は木々のざわめきが史跡全体を包み、往時の見張り台に立つ気分を味わえる。第1期第6話「PVを作ろう」でAqoursのメンバーが坂道を登るシーンの舞台になったとされ、内浦エリアの巡礼では三の浦総合案内所と合わせて訪れられることが多い。遺構を傷めないよう、指定された遊歩道以外への立ち入りは避けたい。発掘調査中は立ち入り規制がかかることもあるので、現地の案内板には必ず目を通しておくこと。

アクセス: 三の浦総合案内所の裏手から遊歩道を登る(バス路線は三の浦総合案内所と共通)

登場シーン

作品

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