在バルカ共和国大使館の大広間
国の重要文化財、帝冠様式の愛知県庁舎。VIVANT第2話、在バルカ共和国大使館の大広間(6階「正庁」)として登場する。国指定重要文化財の内部が使われた貴重な一場面。
1938年に完成した愛知県庁舎本庁舎は、天守閣を思わせる瓦屋根を鉄筋コンクリートの洋風建築に載せた「帝冠様式」の代表建築のひとつで、国の重要文化財に指定されている。名古屋城のすぐ南、三の丸の官庁街に立ち、隣接する名古屋市役所本庁舎とあわせて名古屋を代表する近代建築の景観をつくっている。VIVANTでは第2話、野崎守が手料理を振る舞う在バルカ共和国日本国大使館の大広間として、6階の「正庁」が撮影に使われた。荘重な内装を持つ正庁は、通常は式典等で使われる特別な空間であり、劇中の外交シーンにふさわしい重厚さを画面にもたらしている。同じ建物は名古屋市役所本庁舎とあわせてVIVANT第5話のFBI廊下のロケ地にも使われた名古屋市役所と、隣り合って撮影の舞台になった点も興味深い。正庁は一般公開されておらず見学には事前申込等が必要な場合があるため、訪問時は外観・周辺からの見学が基本になる。名古屋城とセットで巡ると歴史的建築を効率よく回れる。地下鉄名城線「市役所駅」から徒歩5分。帝冠様式の庁舎建築は、昭和初期の官庁建築に多く見られた様式で、日本の伝統的な屋根意匠と西洋建築の構造を組み合わせた点が特徴。愛知県庁舎はその代表例として建築史的にも高く評価されており、名古屋城との景観的な連続性を意識して設計されたと言われている。
アクセス: 地下鉄名城線「市役所駅」から徒歩5分