たたら製鉄が行われる場所
奥出雲に残る現存唯一のたたら製鉄操業施設。VIVANT第9話、かつて玉鋼の製鉄が行われていた場所として登場する。日本刀の原料・玉鋼を作る貴重な現存施設。
奥出雲町大呂にある日刀保たたらは、日本美術刀剣保存協会が運営する現存唯一の「たたら」操業施設。江戸時代から続く砂鉄を原料とした日本古来の製鉄技術を今に伝え、ここで作られる玉鋼は日本刀の原料として全国の刀匠に供給されている。操業は冬季を中心に年数回に限られ、一般見学は基本的に事前申込制で受け入れ体制が限定的なため、いつでも自由に見学できる施設ではない。VIVANTでは第9話、かつて奥出雲で行われていたたたらの玉鋼製鉄の場面のロケ地としてこの施設が使われ、乃木家のルーツをたどる島根パートの重要な背景を担った。同じ第9話には、出雲大社・鬼の舌震など奥出雲・出雲エリアの他のロケ地も集中しており、乃木のルーツを一気にたどる回になっている。訪問の際は操業の有無や見学可否を事前に確認し、稼働中の炎や設備に近づかないなど安全にも十分配慮したい。JR木次線「出雲三成駅」から車で約15分。たたら製鉄で作られる玉鋼は、現代の日本刀づくりにも欠かせない特別な鋼材で、日本美術刀剣保存協会が古来の技術を絶やさないよう操業を継続している。VIVANTが描く乃木家のルーツと、奥出雲の伝統産業という土地の記憶が重なる、物語的にも重要なロケ地になっている。
アクセス: JR木次線「出雲三成駅」から車で約15分(公共交通は便数が少ない)